仮想通貨やICOに投資するとき注意したいこと
仮想通貨は数えきれないほどあり、多くの人はどれを買っていいかわからなかったり、とりあえずリップルやイーサリアムなどの有名アルトコインを買っておこうとなったりしがちです。
そこで今日は仮想通貨に投資する際に、強力な判断基準となるものを紹介していきたいと思います。
仮想通貨で集める意味があるのかを考えよう
その判断基準とは、株式ではなくわざわざ仮想通貨で資金を集める意味があるのかということです。株式で集めても仮想通貨で集めても何も変わらないのではないかという人もいるかもしれません。
しかし、この二つは明確に異なるのです。両者の違いを順を追って見ていきましょう。
資金を株式で集める難易度と仮想通貨で集める難易度の差は大きい
まず株式会社と仮想通貨では開始するときの難易度が異なります。株式会社の方が仮想通貨よりもはるかに開始するのが難しいのです。
株式会社の場合はまず起業して会社を作らなければなりませんが、仮想通貨の場合はどこの誰でもすぐに発行できてしまいます。
誰でも発行できるというのは投資家にとっては多大なリスクです。見知らぬ他人にお金をあげたりしませんよね。しかし仮想通貨に投資するということは、それをやることとほぼ同じです。
証券取引所の方が圧倒的に安全
株式にも仮想通貨にも取引所がありますが、はっきり言って仮想通貨の取引所は証券取引所と比べると明らかに劣ります。
日本一の証券取引所である東京証券取引所は70年の歴史を持ちますが、仮想通貨においては仮想通貨自体できてまだ10年しか経っておらず取引所の能力もはっきり言って見劣りします。
取引所の能力が低いということはその分、上がる可能性の低いコインを買ってしまう可能性が高いということを意味します。
ここまででわかったことをまとめると仮想通貨は簡単に発行でき、取引所の歴史も浅く、仮想通貨に投資するのは危ないので株式に投資すべきだという結論が導けてしまいそうです。
しかし、私は仮想通貨に投資するメリットは確実にあると考えます。ここからが一番重要な株式と仮想通貨の三つ目の違いです。
仮想通貨はデジタルである
仮想通貨の一番の優位性は何か?それは仮想通貨がデジタルだということです。仮想通貨は実体がない上にブロックチェーンという技術を持ち合わせています。ここが株式と仮想通貨の最も違う点であり、仮想通貨が株式に唯一上回っている点です。
基本的には株式に投資すべきである
上のことから分かるように仮想通貨が持つ優位性は株式に比べてかなり少ないです。よって株式に投資するのが基本的なセオリーだと言えます。このセオリーに反してICOや仮想通貨に投資する場合もあると思います。
その際に注意したいこととは、株式の持ち合わせない、仮想通貨がデジタルであることやブロックチェーンをどこまで活かせているのかということです。つまり、「仮想通貨じゃなくても株式でよくない?」ということであればその仮想通貨は投資するべき対象になりえるはずがないということです
仮想通貨には3つの違いのうち3番目しかメリットがないので、はっきり言って3番目のメリットがないならば投資すべきではないのは当然です。
逆もまた然りで、株式では不可能で仮想通貨でしかできないという仮想通貨を見つけたときは、投資する価値が多かれ少なかれあるということです。
リップルは投資対象になるか
例えばリップルだと国際送金を素早く低価格にしようというのが目的です。このときリップルが株式であれば、リップル社が行おうというすることは不可能になってしまいます。
なぜならリップルという仮想通貨のデジタル性を活かしてリップル社は事業をすすめているからです。よってリップルはある程度は投資する価値のある仮想通貨だと言えるでしょう。
しかし実際はもっと深く見ていかなければなりません。投資判断は自己責任でお願いします。
まとめ
仮想通貨が株式に代替可能かという視点は意外とシンプルなものでありながら強力な指標となりえます。
今自分が持っている通貨やこれから投資しようとする通貨が株式に取って代えられるかという視点を持つことで、投資するべきか否かという判断に基準になるでしょう。
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