なぜビットコインの価格に他の仮想通貨は左右されるのか

ビットコインが暴落すると他の仮想通貨も軒並み下がったり、ビットコインのチャートと他の仮想通貨のチャートがほぼ同じだったりします。

これはなぜなのでしょう。今回はその理由を解説していきます。

1つ目 仮想通貨市場はまだまだ未発達だから

ビットコインは2008年に開発されました。ですのでまだ15年ほどしか歴史がありません。

一方で株式市場や為替となると何百年という歴史があるわけです。

だからまだまだ仮想通貨市場は未熟で、各通貨の違いなんかほとんどないに等しいです。

つまりビットコインと他の仮想通貨に重大な違いがないということなのです。

もちろんこの違いはこれから生まれてくるのかもしれません。ビットコインの欠点を大幅に改善した通貨が出るかもしれません。

すると仮想通貨に個別の値動きが生まれてくるでしょう。

2つ目 ビットコインが株式指数みたいな役割を果たしているから

現在、ビットコインはある意味日経などの株価指数みたいな役割を果たしています。

どういうことかというと、ビットコインが下がったから他の仮想通貨も下がるだろうみたいな考えをみんなが持っているということです。

この意識はかなり相場に影響を与えます。

もちろん本当はビットコインは株式指数のように平均値ではないので、この意識は間違いなのですが、みんながそうなんとなく思っているから正しくなっているだけです。(ここら辺の細かい違いは言語化が難しいですね)

3つ目 ビットコイン以外はビットコインのパクリにすぎないから

1つ目の理由と似ていますが、ビットコイン以外は結局ビットコインのパクリに過ぎないから、ビットコインの値動きがビットコインと同じになってしまうのでしょう。

そもそもビットコインは中央管理者がいなくても機能するという面白い仕組みです。

この仕組みを皆がパクリ、他の仮想通貨が出来上がっています。

つまりビットコインという先駆者だけが評価されているのです。

エジソンが電球を作りましたが、次に電球を作った人なんて誰も知らないでしょう。

このように一番最初の発明に価値を置くのであって、そこから出てきたパクリにはそんなに価値がないということです。

だからビットコインのチャートが他の仮想通貨のチャートとほぼ同じになってしまうのです。

ビットコインと異なる動きをする仮想通貨は面白いのかもしれない

ビットコインと異なる動きをする仮想通貨はそんなに多くないですが、こういった通貨は将来的に上がる可能性がありそうです。

もちろん誰も知らないような草コインは上がりませんが、ある程度の相場参加者がいてビットコインとは異なる値動きをしている通貨は面白いと思います。

まとめ

今回はビットコインと他の仮想通貨がほぼ同じ値動きをする理由について話しました。

こういった知識は細かいことですが、しっかりと学んでおくといつか役立つかもしれません。